EPILOGUE 〜旅の空〜

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2005/7/16 午後
ベトナム社会主義共和国ニャチャン


12月29日から2017年1月2日まで、館主不在のためお休みいたします。

9月19日から、一日一空のペースで空写真を紹介する『虚空美術館(略称MOSAICS)』をスタートしました。おかげ様でたくさんの皆様のご訪問と暖かいメッセージをいただき、何とか継続して来られました。ここに改めて、御礼申し上げます。冬休み明けにはまた同じペースで再開したいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
Wish You Were Here.
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テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

パリの空にコントレイル

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2003/7/12 21時
フランス共和国パリ


11番目の雲と時に呼ばれる飛行機雲は、基本十種雲形に入らない人工のもので、飛行機が凝結のきっかけとなってできる線状の雲だ。夕刻のパリの空をキャンバスに、飛行機の絵筆が白い絵具で次々と線を描いてゆく。シャガールが描く夢と現実が混然となったような絵だといいな…。そんなことを考えながら、希望をいっぱい乗せた翼が世界中へと飛んでいくイメージを膨らませていた。
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地上の暈

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1995/8/23 13時50分
南極昭和基地


日中にも関わらず零下39.5℃という極寒の日、鼻から息を吸い込むと鼻毛が凍る感触がわかる。キラキラと降るダイヤモンドダストは、地上に舞い降りても輝きを失わない。そして、空中にある時と同様に、暈の円弧をひっそりと作り出していた。
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メスキータの寛容 〜旅の空〜

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2015/7/17 午前
スペイン王国コルドバ

スペインの南部アンダルシア地方の古都コルドバ。その歴史地区全体が世界遺産に登録されており、メスキータ(スペイン語で「モスク」の意)はイスラム様式の約850本もの円柱の森が絶景として有名だが、モスクを残して13世紀にキリスト教の礼拝堂を付加したところも興味深い。人々の幸せを願う信仰のはずなのに、互いを許容せず憎しみ合い、殺し合うなんて悲しすぎる。…そんな現状を何とか打開できる寛容さを、メスキータで二大宗教が融合した中に見つけることはできないものだろうか。
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サンタクロースにお願い 〜旅の空〜

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1999/2/12 午前
フィンランド共和国ロヴァニエミ

5日前、ドイツ・ベルリンやトルコ・アンカラでテロ事件が起こった。
今年の漢字は「金」だったそうだが、
激変する世界情勢や多発するテロや自然災害などから、
「変」とか「乱」の方が…という意見もあり、誠に同感だ。
何はともあれ、
サンタクロースが世界中に平和を届けてくれることを切に願う。
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劇空間アンテロープ・キャニオン 〜旅の空〜

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2014/7/7 午前
アメリカ合衆国アリゾナ州

ピンク色の砂岩の裂け目を鉄砲水が侵食したというアンテロープ・キャニオンも、このところ絶景写真集で見ることが多い。正午近くの時刻、太陽光が真上からスポットライトのように差し込み、劇的な空間がプロデュースされるのだ。
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クロンボー城で To Be or Not To Be 〜旅の空〜

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2016/7/16 午前
デンマーク王国ヘルシンゲル

デンマークの首都コペンハーゲンの北30kmにあるクロンボー城は1585年にできた古城で、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の舞台の城として有名だ。2016年はシェイクスピア没後400年ということで、記念イベントをやっていた。これはハムレット(手前側)とレアティーズの闘い。
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多重の光環

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1982/5/4 10時30分
東京都大田区


雲粒が一つあると、光がその後ろ側に回り込んで(回折)、回折した光の波の性質で重なり合って(干渉)明暗のリングができる。雲粒がたくさんある場合は、干渉がうまく揃えば、綺麗な明暗のリングが現れる。すなわち、干渉がうまく揃わない場合は綺麗な光環が現れない。この時の送電線鉄塔の向こうの光環は3重4重になっていたが、よほど高積雲の雲粒の大きさが揃っていたのだろう。
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氷の幾何学模様

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1996/2/20 12時30分
南極海


雪氷学の世界では、このような模様を何と呼ぶのだろう。広めの海域で、波がなく静穏な日が続いて、厚さ数cmの氷が張っていたのだろうか。そこへ観測船「しらせ」がしずしずと進入し、微速で氷の板を押し割って、ヒビが入る。さらに、隣り合った氷盤が均等な力で押し合って、5~10mのパルス波の形で重なったのだろうか。自然と人為が作り出した束の間の絶景といえるだろう。
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雪遊び

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2008/2/3/ 14時55分
千葉県船橋市


朝方から降り始めた雪が、見慣れた日常の景色に魔法を掛けて、白い世界に変えてくれた。近所の公園では、雪だるまを作ろうとする若い母と男の子。君の街にも、この白い魔法は掛かっていたことだろう。
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横にたなびき流るる煙に誘われ凍てつく海岸へ。そこには光の宮殿が眩きたち蜃気楼の世界へ誘う ~ゲスト提供~

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2016/1/9 22時05分
北海道斜里町以久科原生花園の海岸


「光の宮殿」を最初に撮影したのは2012年、町内の写真家Yさん。その写真を見た衝撃が、蜃気楼の迷宮への第一歩となったのです。同じ頃、蜃気楼に興味を持った知床蜃気楼・幻氷研究会(←ここをクリック)の観測部長Café de Forêtさん(←ここをクリック)とともに斜里の海岸に毎日のように通い、上位蜃気楼がけっこう頻繁に出ていることを発見しました。

そんな私達の情熱と自然の冷静さが積み重なって、2つの層の間で御褒美の幻を見せてくれたのかもしれません。ある時、Café de Forêtさんが「病院の煙が真横に棚引くのがSignかも」と気付きます。そんな時は冷え込みが厳しいのです。サインに気づいた彼女から連絡をもらい、とうとうあの晩の邂逅となりました(T. Sato)。

※スペシャル・ゲストのT.Satoさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。T. Satoさん、どうもありがとうございます。
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ガイランゲル・フィヨルドにて 〜旅の空〜

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2016/7/20 午後
ノルウェー王国ガイランゲル

世界遺産ガイランゲル・フィヨルドを見下ろす標高1,500mのダルスニッバ展望台からの絶景。スケールが大きすぎて、手前の人などが余計に小さく見えてしまう。
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冬の止まり木 〜折々の空〜

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2016/12/16 午前
千葉県

千葉公園の綿打池には、カモ類が水面に浮き、水上の杭にはユリカモメが止まり、カラスは樹上に…という縄張りのようなものがある。ユリカモメが等間隔でズラリと並んでいる様子にリズム感があり、音符のようなイメージだった。
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寒空 〜折々の空〜

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2016/12/16 午前
千葉県

師走の寒空の下、千葉公園の綿打池には冬の渡り鳥が集っていた。葉をすっかり落とした裸木にハシボソガラスが数羽止まる一角で、低い曇り空をイメージ的に撮ってみた。カラスたちも懸命に生きているのに、不穏なレッテルを貼るようで申し訳なく思いながら…。
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馬蹄雲

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2016/2/7 10時35分
栃木県塩原市


塩原温泉のバス停で待っている時、ふと空を見上げたらU字形の雲が眼に飛び込んできた。「馬蹄雲だっ」と反射的に撮ったが、3枚撮ったところで視界から消え去ってしまった。ちいさな乱流が渦を巻いて紐のようになる寿命が短くレア度の高い雲を、初めて撮影できたひと時であった。
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トマムの雲海

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2016/6/12 4時50分
北海道占冠村トマム


初夏の夜明け前3時半に起きて、星野リゾート・トマムの雲海テラスにゴンドラで4時半頃に上がった。この時期の遭遇率は30~40%だそうだが、素晴らしい雲海を見られて誠に幸運であった。このテラスは、ちょうど山にかかる比較的薄い雲の層のちょっと上に位置しているのだろうか・・・、朝日が昇った後、雲海はどんどん姿を変えてゆく。雲海テラスは2006年から有名になり始め、今では絶景ポイントとしてすっかりメジャー級である。
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サブサン(映日)

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2011/12/29 08時30分
神戸~新千歳空港機上


神戸空港07時35分発の便で新千歳空港へ向かい、向かって右側の席から南東側を俯瞰する。冬型の雲の上を飛ぶので、暈現象の発現を期待して確保した席である。やがて太陽の下方に映日(サブサン)が明るく輝き始め、8時15分から50分くらいまで強くなったり弱くなったりした。
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くらげ雲の光環

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2016/9/3 14時40分
千葉県船橋市


できたての雲なのであろう。それはあたかも天女の羽衣か(天女を見たことはないが)、ドイツ・ルネサンスの画家クラーナハが描く女性のヴェールのごとく、薄くフワフワである。その雲粒は小さくかつ粒径が揃っていると思われるため、回折・干渉が美しい光環を作り出すのだ。
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テーブル型氷山暮色

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1996/2/17 20時20分
南極海


一年間の昭和基地での越冬観測を終えて、迎えに来た観測船“しらせ”(初代)に乗り南極海を航行した。2月下旬の夕刻、急速に昼の光を失い紫色に染まる天と暗い海の狭間で、巨大なテーブル型氷山が真横からの夕日を浴びて輝く絶景に出会った。
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日暮れの網走怪獣 ~ゲスト提供~

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2016/5/14 18時40分
北海道斜里町


世界遺産・知床を擁する斜里町は、「幻氷の見える町」です。私も所属している知床蜃気楼・幻氷研究会(←ここをクリック)の最近の調査によれば、上位蜃気楼が見えるのは年間50日もあり、かつ夕方や夜にも現れることがわかってきました。網走方面が怪獣の頭のようにも見える様子は、この写真のように二重三重にもなる複雑なタイプもあり、「ファタ・モルガナが見える町」と世界にアピールできるエビデンスだと思います(Café de Forêt)。

※スペシャル・ゲストのCafé de Forêt(←ここをクリック)さんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。Café de Forêtさん、どうもありがとうございます。
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