南極の放射状巻雲

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1995/10/21 15時30分
南極昭和基地


この広い大空いっぱいに、
すじ雲が一斉にやって来た。
僕はいっぱしの魚の眼になって、
一発屋のようにそれを見上げる。
一体、何という光景だろう。
心臓が一拍血液を送り、
一切の思考を押し流してゆく。
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ドゥブロヴニク旧市街の巻積雲

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2004/7 11時
クロアチア共和国ドゥブロヴニク


「アドリア海の真珠」と称えられ、宮崎駿監督のアニメ映画の舞台ともなったオレンジ屋根の旧市街。アドリアン・ブルーにたゆたう俯瞰の構図で撮りたくて、汗だくになって、つづら折りの道を登った。そうして、望んでいたシーンを撮影していたら、たまゆらの巻積雲が現れた。十種雲形の基本形の一種の雲ながら、実はその出現頻度は低く、いい場所でイワシ雲に出会うのは難しいのだ。
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パリの空にコントレイル

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2003/7/12 21時
フランス共和国パリ


11番目の雲と時に呼ばれる飛行機雲は、基本十種雲形に入らない人工のもので、飛行機が凝結のきっかけとなってできる線状の雲だ。夕刻のパリの空をキャンバスに、飛行機の絵筆が白い絵具で次々と線を描いてゆく。シャガールが描く夢と現実が混然となったような絵だといいな…。そんなことを考えながら、希望をいっぱい乗せた翼が世界中へと飛んでいくイメージを膨らませていた。
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トマムの雲海

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2016/6/12 4時50分
北海道占冠村トマム


初夏の夜明け前3時半に起きて、星野リゾート・トマムの雲海テラスにゴンドラで4時半頃に上がった。この時期の遭遇率は30~40%だそうだが、素晴らしい雲海を見られて誠に幸運であった。このテラスは、ちょうど山にかかる比較的薄い雲の層のちょっと上に位置しているのだろうか・・・、朝日が昇った後、雲海はどんどん姿を変えてゆく。雲海テラスは2006年から有名になり始め、今では絶景ポイントとしてすっかりメジャー級である。
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九寨溝の雲海

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2011/7/17 7時00分
中華人民共和国 九寨溝空港付近上空


炭酸カルシウムの豊富な川と石灰華が作り出す水の絶景-九寨溝と黄龍。2つの世界遺産を見るために、四川空港を夜明け前に飛び立ったが、早朝の九寨溝空港は雲海に呑まれて着陸できなかった。飛行機は雲海の上でホールディング体勢となり、バネの形の軌道で旋回しながらゆっくりと高度を下げて行く。到着の遅れは困るが、ホールディング中に見た雲海は、グローリーも伴って誠に絶景であった。
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雲湧く黄山

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2006/7/10 17時00分
中華人民共和国 安徽省黄山


8世紀の唐の詩人・李白や杜甫も詠嘆したという黄山は、あまたの文人墨客を魅了してきた。その真髄は、リアル水墨画ワールドということなのだろう。空想で描いたような奇峰の上に、奇妙な巨石が乗り、形の絶妙な黄山松が生えているだけでも素晴らしい。そこに、年間200日以上も降るという雨が雲を起こし雲海となり、黄山を山水画の仙境へと昇華させているのである。
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カリブ海の雄大積雲

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2000/8/28 17時30分
メキシコ カンクン


熱帯の海は、パッションに満ちている。海中には色とりどりの魚が舞い、強烈な日差しが入道雲を発達させ、トロピカル・アイランドには熱帯雨林が茂る。天然のシャワーのような雨が通り過ぎた後に見た雲の輝きに、水と生命の循環のようなものをイメージした。
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ゴジラ雲、現る!

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1999/8/22 16時50分
千葉県船橋市

8月の熱い空気がオーバーヒートして、モンスターのような異形の雲へと凝集した。コントロール不能な原子力を象徴するような怪獣は、愚かな人類に警鐘を鳴らすために降臨したのだろうか。何かに似た雲というのは、小動物の類の場合が多く、どこかほのぼのした印象だが、この日の雲は何かの啓示のようにも思えた。
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プラハ歴史地区の層積雲

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2009/7/13 14時30分
チェコ共和国プラハ


「千年の都」というと京都が脳裏に浮かぶが、9世紀から繁栄したプラハもその一つである。神聖ローマ帝国の都、フスの宗教戦争、プラハの春、ビロード革命、最近では2009年の米オバマ大統領の核廃絶演説など、華麗な絵巻のような歴史を持つ。古くからの建物が多く残っていて何百もの尖塔が立ち並び、その上には百片もの空の綿菓子が浮かんでいた。
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グランド・キャニオンの高積雲

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2014/7/9 7時15分
アメリカ合衆国アリゾナ州グランド・キャニオン サウスリム


そのスペックは、20億年前の地層・7,000万年の浸食期間・約30kmの幅・446kmもの峡谷の長さ・最深1,800mの谷の深さなど。どれも度肝を抜くような数字が並ぶ。南の崖(サウスリム)の縁に立つと、否応なく地球の歴史のことを考えてしまい、人類の営みが矮小なものに感じられる。そして早朝の光を浴びて立体感が際立つ谷から見上げた空は、比類なき美しさであった。
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