氷山のある光景(使用後)

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1995/8/23 昼
南極昭和基地

昨日の写真では水平線の上にちょこっとだけ頭を覗かせていた氷山が、上位蜃気楼によって上方に伸びたり反転したりしている。昨日は主役だった手前の三角形の秀麗な氷山には、今回は脇役になってもらった。
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氷山のある光景(使用前)

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1995/3/1 夕方
南極昭和基地

逆光に輝く氷原は、いつもフォトジェニックだ。手前の三角形の氷山は秀麗で他の隊員にも人気があった。この光景が蜃気楼になると、水平線付近の氷山が驚くべき変貌を遂げることになる。
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ネジ頭の太陽

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1995/7/14 昼
南極昭和基地

この時期、太陽は昭和基地の北の方角で氷原から昇りすぐに沈む。冷気が溜まっていて、太陽が蜃気楼によっていろいろな形になるのを期待できる。この日は四角くなった太陽の下側には直径が小さい部分が二段連なり、ネジの頭部分を横から見ているような形になった。
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ノヴァヤ・ゼムリャ効果

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1995/5/24 夕方
南極昭和基地

上位蜃気楼を作り出す気層によって、太陽が上下に圧縮されたように四角く見える現象を、ノヴァヤ・ゼムリャ効果ということがある。北極海の島ノヴァヤ・ゼムリャスカヤで目撃されたことによる呼び名である。今年の3月23日に世界気象機関(WMO)から公表されたクラウド・アトラス(国際雲図帳)で、この写真がその例として採用された。
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Over the Mirage

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1996/2/10 夕方
南極海

蜃気楼の魔法の国は、どこまで広がっているのだろう。それを偵察に行ったという訳でもないのだが、砕氷船”しらせ”の艦載ヘリコプターが蜃気楼の彼方へと飛んで行った。こちら側から見ていると、蜃気楼の王国を鳥瞰しているようなイメージだが、機上からは眼下に何の変哲もない白い氷原が見えているだけだろう。
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魔法の塔

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1996/2/10 夕方
南極海

蜃気楼というのは、「蜃」という想像上の生き物が妖気を吐いて楼閣を生じさせるという中国産の渡来語である。西洋では、妖精モルガンが作り出す魔法として、そのイタリア語である「ファタ・モルガナ」が蜃気楼現象の代名詞となっていた。現代ではsuperior mirageが上位蜃気楼を指し、Fata Morganaは上位蜃気楼の中でも複雑な事例を指すことが多いようだ。南極海に現れた世にも奇妙な塔は、まさに魔法の産物のようであった。
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蜃気楼を見る資格

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1995/3/13 朝
南極昭和基地

蜃気楼を見るには、
強く願うことが必要条件です。
そうでないと、眼前にその姿を現していても、
見えていない人が多いのです。
夢とか目標とか希望とかに、
近い概念なのかもしれません。
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憧れの蜃気楼

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1995/3/13 早朝
南極昭和基地

南極では草木が生えていないので、紅葉などで季節の移り変わりを感じることはない。白夜の夏が過ぎ、太陽が沈むようになり徐々に昼が短くなって、秋分の日の頃には昼間が12時間くらいになると、零下10℃くらいに冷え込む朝に秋を感じるようになる。その頃に、北側や西側の氷原に待望の蜃気楼が現れ始めた。日本では上位蜃気楼の出る継続時間はかなり短いが、南極では2〜3時間出ているのは普通で、6時間以上出ていることもあった。
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