真珠母雲、あるいは真珠雲 (1/20の再掲) ~開館一周年記念~

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1995/8/3 16時
南極昭和基地

極夜(きょくや)が明けて8月初旬の昼から夕方にかけて、上空に幻想的な色彩の極域成層圏雲が現れた。普通の雲ができる対流圏よりも高い成層圏に発生するこの雲は、低い太陽の光を回折・干渉させて真珠母貝の内側に見られる虹のような色彩を帯びるため、真珠母雲と呼ばれる。高度15kmもの高空に浮かぶため、日没後にもしばらく妖しい輝きを放っていた。なお、昭和基地での目撃例は50年間に2回しかない。

※9月19日に開館一周年になったことを機に、一年を振り返り、自分撮影のものからベスト的に5つを再紹介いたします。
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グリーンフラッシュ (11/26の再掲) ~開館一周年記念~

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1995/8/31 17時00分
南極昭和基地

四角く変形した太陽の上端が分離し小さくなり、最後の一瞬に鮮やかな緑色の閃光を放った。この現象は、太陽からの光が地球大気の層でわずかに屈折し、プリズムのように分光されて起こる。屈折率の大きい緑色の光が太陽の上端で少しだけ見える訳だが、緑の光は途中で減衰してしまうのが普通で、非常に澄んだ空気が必要条件である。

※9月19日に開館一周年になりまして、皆様にはご訪問といただいた多くのコメントに感謝申し上げます。一年を振り返り、自分撮影のものからベスト的に5つを再紹介いたします。
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昨日、丸の内で 〜雨の散歩道〜

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2017/9/22 夜
東京都千代田区

7/7の記事で、「・・・東京駅舎は、雨の夜に浪漫が倍加した絶景となるのだ。ただし最近は駅前の石畳の工事が終わったため、水面に映る絶景はもう見られなくなった」と書いた。しかし最近インスタグラムで、再び絶景として話題になっているという噂を聞いた。昨晩は水面ができるほどの雨量ではなかったが、確かにその片鱗が窺えた。
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全天ピンクのオーロラ (10/5の再掲) ~開館一周年記念~

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2011/10/2 5時45分
南極昭和基地・電離層棟屋上

晴天が予想されたこの日、電離層棟屋上に全周魚眼レンズを装着したカメラと三脚を設置し、絞りf2.8・露出時間15秒(ISO設定1600)で5秒間のインターバルというスケジュールにて夜通し自動撮影した。翌朝SDカードに収録された画像を回収して調べてみると、夜明け間近には、全天がピンクに染まるなどオーロラの活動が活発だったことがわかった(H. Miyamoto)。

※スペシャル・ゲストのH. Miyamotoさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。H. Miyamotoさん、どうもありがとうございます。
9月19日に開館一周年になることを機に、ゲスト提供のものから特に貴重な作品を7つ、再紹介しました。
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ケルビン・ヘルムホルツ不安定波雲 (10/13の再掲) ~開館一周年記念~

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2011/4/1 16時07分
南極昭和基地

これまで写真でしか見たことがなかったが、珍しい雲だと知っていたので写真を撮影した。後でケルビン・ヘルムホルツ不安定波による雲であることと、その形が刻々と変化することがわかった。綺麗な波の状態が見られたのは、誠に幸運であった。なお、この写真は、世界気象機関(WMO)が新版を制作している国際雲図帳(クラウド・アトラス)に応募中である(H. Oguri)。

※スペシャル・ゲストのH. Oguriさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。H. Oguriさん、どうもありがとうございます。
9月19日に開館一周年になることを機に、ゲスト提供のものから特に貴重な作品を7つ、再紹介していきます。
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横にたなびき流るる煙に誘われ凍てつく海岸へ。そこには光の宮殿が眩きたち蜃気楼の世界へ誘う (12/19の再掲) ~開館一周年記念~

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2016/1/9 22時05分
北海道斜里町以久科原生花園の海岸

「光の宮殿」を最初に撮影したのは2012年、町内の写真家Yさん。その写真を見た衝撃が、蜃気楼の迷宮への第一歩となったのです。同じ頃、蜃気楼に興味を持った知床蜃気楼・幻氷研究会(←ここをクリック)の観測部長Café de Forêtさん(←ここをクリック)とともに斜里の海岸に毎日のように通い、上位蜃気楼がけっこう頻繁に出ていることを発見しました。

そんな私達の情熱と自然の冷静さが積み重なって、2つの層の間で御褒美の幻を見せてくれたのかもしれません。ある時、Café de Forêtさんが「病院の煙が真横に棚引くのがSignかも」と気付きます。そんな時は冷え込みが厳しいのです。サインに気づいた彼女から連絡をもらい、とうとうあの晩の邂逅となりました(T. Sato)。

※スペシャル・ゲストのT.Satoさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。T. Satoさん、どうもありがとうございます。
9月19日に開館一周年になることを機に、ゲスト提供のものから特に貴重な作品を7つ、再紹介していきます。
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富士山頂のブロッケン (11/1の再掲) ~開館一周年記念~

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1983/10/16 16時30分
富士山頂

この写真を撮ったのは、もう33年も前のことだ。何かを探し、あてのない未来に向かって懸命に手を伸ばしていた、27歳のあの頃。勤務で富士山に登る前に買ったFUJIのGA645で、夢中で露出を変えて何枚も何枚も撮影したなあ。フィルムなので、下山して現像するまで上手く写っているかどうか心配で仕方なかった。・・・そんな記憶も、今はとても愛おしい(K. Honda)。

※スペシャル・ゲストのK. Hondaさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。K. Hondaさん、どうもありがとうございます。
9月19日に開館一周年になることを機に、ゲスト提供のものから特に貴重な作品を7つ、再紹介していきます。
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ライトピラーの灯る夜 (10/24の再掲) ~開館一周年記念~

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2004/7/13 21時20分
南極昭和基地

昭和基地では通常は夜間にオーロラ観測を行っているため、ブリザードの日以外は灯火管制下にあるが、この夜は小雪が降る一日だったので電灯が灯っていた。また当日は基地内に作ったかまくらでの飲み会があり、飲みに行く途中でライトピラーを見つけたので、高台に走って上り写真を撮った。写真の下の方に見える小さな明りは、かまくらの窓から漏れる光である(J. Hisamitsu)。

※スペシャル・ゲストのJ. Hisamitsuさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。J. Hisamitsuさん、どうもありがとうございます。
9月19日に開館一周年になることを機に、ゲスト提供のものから特に貴重な作品を7つ、再紹介していきます。
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10月25日の暈現象Ⅰ (11/9の再掲) ~開館一周年記念~

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2016/10/25 11時15分
北海道室蘭市

10種類もの光の輪や弧のうち、まずは8個を紹介しよう。太陽の周りの視半径22度の①内暈、太陽の左右に輝く②幻日、太陽と幻日を貫いて空を360度一周する③幻日環、内暈の上側に被さる④上部タンジェント・アーク、その上にさらに被さる⑤パリー・アーク、内暈の下側の⑥下部タンジェント・アーク、太陽から46度くらい離れた上側の扇形の弧⑦上部ラテラル・アーク、太陽から右下と左下に46度くらい離れた鮮やかな虹色の弧⑧下部ラテラル・アークである(室蘭地方気象台)。
10種類の暈現象のうち、残りの2個はかなりレア度が高い。幻日環の上で太陽から120度離れた位置に輝く⑧120度幻日、上部タンジェント・アークあたりから発して幻日環の反対側でX字形に交差するリボン状の⑩ウェーゲナー・アークだ。特にウェーゲナー・アークは超レア現象で、空ウオッチャーの憧れの存在である。大陸移動説で有名なアルフレッド・ウェーゲナーに因んだ命名であり、物理学者で大気光象にも興味があったため、このアークの成因に関する論文を書いたようだ。

※スペシャル・ゲストの室蘭地方気象台さんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。室蘭地方気象台さん、どうもありがとうございます。
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中海の反射虹 (10/16の再掲) ~開館一周年記念~

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2011/11/18 16時27分
島根県松江市

島根県松江市本庄町の中海海岸にて、遠景の大根島とその向こうに大山を望む。ただでさえドラマチックな虹がV字形になっていたが、その時は「見たこともない虹だな・・・」と思いながら撮っていただけだった。反射虹という、静かな水面に反射した太陽光が別な形の虹を作り出すレアな現象ということは、後で知った("mayukichi")。

※スペシャル・ゲストのmayukichiさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。mayukichiさん、どうもありがとうございます。
9月19日に開館一周年になることを機に、改めて皆様のご訪問といただいた多くのコメントに感謝申し上げます。ゲスト提供のものから特に貴重な作品を7つ、再紹介していきます。
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Terminal Velocity ~旅の空〜

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2017/8/31 午後
スイス連邦チューリッヒ

雨粒が落下する際、重力加速度による下方への増速が、周囲の空気抵抗による減速と釣り合う速度が存在する。これを終端速度Terminal Velocityといい、水滴の大きさにより決まる数値である。つまり、小さい雨粒ほどあまり早くは落ちてこないということだ。恋愛の速度も、情熱の増速と時間とがバランスしていくのだろう。
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Pavement ~旅の空〜

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2017/8/31 午後
スイス連邦チューリッヒ

石畳の河畔を急ぐ男の靴音と、
石畳の上に降る雨音が
一瞬だけ絡み合って消えた。
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Like Tears in my Eyes ~旅の空〜

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2017/9/1 夜明け前
スイス連邦デューベンドルフ

チューリッヒでの会議日程も前日で無事終了、滞在最終日は夜明け前にホテル近傍の畑地帯を、ちょっぴり感傷的に散歩した。夜の間ずっと降り続いた雨が、丘に優しい色合いの風景を作り出していた。
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リンデンホフの丘で ~旅の空〜

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2017/8/31 午後
スイス連邦チューリッヒ

チューリッヒ発祥の地であるリンデンホフの丘は、展望台があって眺めがいい。ちなみにZurich は英語だと「ズーリック」のように発音する。「チューリッヒ」というのはドイツ語読みなので、英語でそう言っても通じないようだ。
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雨の路地裏 ~旅の空〜

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2017/8/31 午後
スイス連邦チューリッヒ
季節が、
変わった。
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