エヴォラの蒼穹 ~旅の空〜

20171120mosaics_7travel89.png
2017/7/20 昼前
ポルトガル共和国エヴォラ

ポルトガルに15ある世界遺産の一つエヴォラ歴史地区は、ローマ時代からの古都の面影を残している。中でも圧倒的な存在感を放つのが、1800~1900年前にローマ人によって造られたディアナ神殿である。月の女神ディアナに捧げられたという神殿には、コリント様式の柱が並び立っていて圧巻だ。蒼穹の下で眩しい太陽を見上げながら撮ったが、これが月だったなら…と想像すると、イメージが神秘的なものへとたちまち変わってゆく。ちなみに、出血熱で著名なエボラはアフリカのまったく別な場所である。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

Airport Mirage

20171118mosaics_13107.png
1982/8/29 夕方
東京都大田区

あり得ない水が、滑走路をフェイクに濡らす。
舞い降りた鉄の巨鳥が、無機質にギラリ輝く。
機影を映した地鏡から、
A Journey to Infinity

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

Infinity 〜南極の風光〜

20171118mosaics_72ant37.png
1996/2/10 早朝
南極海

あり得ない氷が、マグリットの虚空に浮かぶ。
皇帝ペンギンたちが、影のように佇む。
無限遠の領域に広がっていた、シュールレアリスティックな世界。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

望郷のTSDJ 〜折々の空〜

20171117mosaics_7fa24.png
2012/12/2 午後
奈良県奈良市

世界遺産登録8件の一つ唐招提寺も、歴史の教科書に載っている著名な寺だ。唐の僧・鑑真の名は、凄絶だった渡来の覚悟と、視力を失い異国で果てた哀しみとを、僕たちに想起させる。その強い意志を秘めた双眸で、彼は8世紀日本のいかなるビジョンを観たのか? 二度目の苦難の航海の末に失った視覚は、むしろ時空を超えた知覚へと昇華したのではあるまいか? そして、遠い祖国への望郷の念はいかばかりだっただろう。人影の疎らな晩秋の古寺で、そんなイメージの断片が浮かんでは消えた。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

TDJ域の秋鹿 〜折々の空〜

20171116mosaics_7fa23.png
2012/12/2 午後
奈良県奈良市

古都奈良の文化財として世界遺産登録されている8件のうち、東大寺は筆頭的位置を占める。南大門や大仏殿、二月堂など奈良を代表する建築や仏像群もさることながら、広大な寺域と春日山に続く森も印象深い。そして、そこここに鹿が出現するのが、とても楽しい。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 花・植物 - ジャンル: 写真

清水の舞台から跳べ 〜折々の空〜

20171115mosaics_7fa22.png
2012/11/24 朝
京都府京都市東山区

昔から飛び降りの比喩で知られるが、36mの高さは現代ではさほど高くない。ここから跳ぶと、生き残れば願いが叶い、往生後に極楽に行けるという信仰があったためだという。生存率は85%だったらしいが、明治初期に政府が禁じたこともあり、今では少々奮発する用例が主流であろうか。…そんな解説を、人でごった返す舞台で聞いた気がする。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

秋に架ける橋 〜折々の空〜

20171114mosaics_7fa21.png
2012/11/24 朝
京都府京都市東山区

紅葉の名所は数多あれど、絶景とまでの賞賛を得るところはそうそうあるまい。東福寺の通天橋は、おそらくその代表の一つであろう。モミジ類で埋まる渓谷の名は洗玉澗、そこを見下ろす希望の橋を渡ろうと善男善女が殺到する。乗車率300%以上にもなる満員電車の橋上に優雅さはないが、かような状態の通天橋の光景には、別なスゴさも確実にある。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 花・植物 - ジャンル: 写真

西本願寺で、黄金の秋を 〜折々の空〜

20171113mosaics_7fa20.png
2012/11/16 午前
京都府京都市下京区

数多の京都の寺社や史跡のうち、珠玉の17件が世界遺産に登録されている。西本願寺では、巨大な瓦屋根が存在感を放つ御影堂がシンボル的な建物だ。その屋根を背景に、樹齢400年という銀杏の巨樹の黄葉を眺めた。天に向かうような特異な形状から”逆さ銀杏”とも呼ばれ、寺の大火事の際に水を吹いたという伝説もあるそうだ。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村

テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

ゾウだぞう 〜旅の空・ゲスト提供〜

20171112mosaics_7travelG03.png
2017/9/19 昼
ナミビア共和国・エトーシャ国立公園

乾季には水がないため、人口の池に動物は集まってくるようです。水のある時、動物たちは人工池には目もくれないそうです(ホント?)。アフリカゾウが池の中で水浴びをしている間、他の動物は遠巻きに様子を伺ってましたが、水浴び終了後には水辺で水を飲み始めました。種類ごとに並んで水を飲む姿が、なかなか面白い光景でした(Rie)。

※スペシャル・ゲストのRieさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。Rieさん、どうもありがとうございます。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 外国の風景 - ジャンル: 写真

ナミブ砂漠 〜旅の空・ゲスト提供〜

20171111mosaics_7travel89.png
2017/9/22 朝
ナミビア共和国・ナミブ砂漠(デューン45とデッドフレイ)

アプリコット色のナミブ砂漠。アフリカ大陸の南西部ナミビアの大西洋側に南北1,300km、東西160kmにも渡り広がる砂漠で、世界最古の砂漠といわれています。一見何もいないようなこの美しい砂漠にも、小動物は住んでいます。地面の白いところは昔の川で、干上がった後に残った泥が固まったようです。枯れてしまった木々が今も残っています(Rie)。

※スペシャル・ゲストのRieさんから、素晴らしい写真を紹介する了承を得られました。Rieさん、どうもありがとうございます。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

魔法で乗る雲 ~旅の空〜

20171110mosaics_7travel88.png
2000/8/27 午前
メキシコ チチェン-イツァ

ユカタン半島の緑濃いジャングルの上空に、ポカリポカリと積雲の群れが浮かぶ。孫悟空や魔法使いが乗りそうな手頃さの雲だ。密林の中に見える遺跡は、古代都市チチェン-イツァの球技場である。この球技場の壁は、声がコダマして遠方でも聞こえるようになっていて、神官が顕示する魔法の一つだったようだ。ここで行われた神聖な球技の勝者は、喜んで斬首されて神への生け贄にされたという。そんなオドロオドロしさも、滅亡した文明の夢の跡では幻のように感じられた。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

OZEの魔法使い

20171109mosaics_12110.png
2003/10/5 夕方
福島県檜枝岐村

尾瀬を初めて訪れた二年前の秋の日、
ふと見上げると幻日が輝いていたっけ。
二回目に訪れたのは同じく秋、
山小屋の上で鮮やかな光環が太陽を飾っていた。
その都度異なる光を演出してくれるのが、尾瀬の魔法。
あるいは、虜囚になってしまう強い引力が魔法なのだろうか。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

大江沼湿原の幻日

20171108mosaics_12210.png
2001/10/6 夕方
福島県檜枝岐村

尾瀬の木道で、幻日を見た。英語だとparheliaというのが正式名称だが、sun dogsあるいはfalse sunとかmock sunとも呼ばれる。前者は”太陽の犬”、後者は”偽太陽”というような意味だ。偽物という響きより、太陽さんのお供で子犬が空を散歩している・・・というfantasyの方がステキに思える。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

虹を見つけたら

1988/9/22 夕方
20171107mosaics_12109.png
1988/9/22 夕方
北海道網走市能取湖

虹の源には宝物が埋まっているという。
ところで、君のタカラモノって何?
虹の脚を見つけたら、そんな会話をするチャンスかも。
今、情熱を持っていますか?
今、楽しんでいますか?
そして、将来の野望は何ですか?

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

レンズ雲の隊列

20171106mosaics_14107.png
1990/3/16 昼
北海道根室市

強く強く強く、上空で風が吹いている。
その流れに、雲の凸レンズが磨かれる。
前へ倣え! 右向け、右!
レンズの新兵たちが、行儀よく進んで行く。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

Moonrise

20171105mosaics_11104.png
1995/8/6 夕方
南極昭和基地近くの海氷上

昭和基地の北東の氷原に立つと、オングル海峡を隔てて南極大陸がデンとして見える。昇りつつある月が何かを語りかけるようで、ちょっとだけアンセル・アダムスの名作を思い起こした。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

金の蜃気楼 〜南極の風光〜

20171104mosaics_72ant36.png
1995/8/22 夕方
南極昭和基地

昭和基地から白昼に見える氷原は銀世界。
冬の太陽が氷平線に接近すると、いつしか全てが金世界。
彼方に揺蕩うのは氷の霧なのか?
それが黄金の蜃気楼になり、また短いサンピラーとミックスした。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

2000年前の埋没林 ~旅の空〜

20171103mosaics_7travel87.png
2017/10/21 午後
富山県魚津市

昔の地図帳で、魚津付近に「しんきろう・ほたるいか・埋没林」という不思議な言葉が並んでいたことを思い出す。これら魚津の三大奇観のうち最初の2つはいつでも見られるものではないが、最後の埋没林は「魚津埋没林博物館」に行けば苦労せずに見られる。この巨大なプールは、縄文時代の杉林の樹根が出土したものを黒部扇状地の豊富な地下水を利用して水中保存しているものだ。ちょっと薄暗い水中展示室で、巨大な杉が林立していた光景を想像してみる。その根元で暮らす縄文人たちもこの場所で蜃気楼を見て、ホタルイカを食べていたのかもしれないと考えると、何とも不思議な気持ちになってくる。

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: ある日の風景や景色 - ジャンル: 写真

琥珀の光景 ~旅の空〜

20171102mosaics_7travel86a.png
2017/10/21 午前
富山県魚津市

今年9月15日、テレビ東京系で2時間ドラマ『琥珀』が放送された。浅田次郎氏の短編集『夕映え天使』中の一遍が原作で、西田敏行さん・寺尾聰さん・鈴木京香さんなどが共演する重厚な内容であった。主な舞台である『琥珀』という喫茶店は魚津市の海近くにある設定で、見慣れた魚津の街並みが随所に写る。10月下旬の蜃気楼協議会の総会前にロケ地をチェックしたうち、これは魚津港の防波堤を撮ってみたものである。

魚津港の同じポイントから、2010年5月に夕景を撮った写真も掲載しておこう。防波堤、灯台、琥珀色の空、釣り人・・・、穏やかな春の夕方、時の流れが緩やかになったような贅沢な時間であった。
20171102mosaics_7travel86b.png

にほんブログ村 写真ブログ 雲・空写真へ
にほんブログ村
テーマ: 空の写真 - ジャンル: 写真

富山市桜木町の蜃気楼 ~旅の空〜

20171101mosaics_7travel85a.png
2017/10/20 夜
富山県富山市

スナック『蜃気楼』をネット検索すると、日本全国で10件くらいがピックアップされる。想像したより数が少なく、かつ北陸地方には意外にも2件しかない。そのうちの1軒、富山市の歓楽街桜木町にあるラウンジ『蜃気楼』を訪れてみた。ゆったりした店内で迎えてくれたのは、富山湾北側にある入善町出身のいずみママで、蜃気楼は3回見たことがあるよと微笑む。接客中の女性スタッフの向こう側には、魚津の蜃気楼の写真が存在感を放っていた。いずみママの軽妙なトークが心地よく、瞬く間に時は流れ、まさにマボロシのような夜だった。
20171101mosaics_7travel85b.png
テーマ: ある日の風景や景色 - ジャンル: 写真